中小企業経営者のARIKATA学【経営者のリスペクトファクター…5】

【たまには足元を見つめ直す時間を…】

経営者は忙しい。これは当たり前です。誰よりも働き、誰よりも奔走するのが経営者のミッションだからです。しかし、経営者は「たまには、足元を見つめ直す時間や機会を大切にしたいもの」です。

経営者は付き合いによって、ゴルフや宴席もあるでしょう。人間関係の良好な構築も、経営者の立派な責務だと思います。

ここでいう”足元を見つめ直す時間”とは、「読書」や「講演会」、そして「ベンチマークのための小旅行」などを指します。

ゆっくり経営に関する書物を読み、経営者としての心に栄養を注入する…。

講演会やセミナーに赴き、情報収集を兼ねた刺激を受ける…。

市場調査を兼ねて、競合商品の動向を観るため小旅行してみる…。

そんな余裕を持ちたいものです。

経営者の言動は、社員のモチベーションに多大な影響を与えます。経営者に余裕がないと、社内の空気感がせかせかしていきます。良い結果を招くことは、ほとんどありません。

逆に、経営者の言動に余裕が感じられると、発言にも説得力が増します。

社員も余裕を持って業務にあたることができ、ミスやクレームの低減につながります。

時間は全世界の人に与えられた、唯一の平等ファクターです。社長業に没頭して、余裕のない判断をしてしまうより、物事を客観的に見つめることができる時間的・思考的余裕を持ちたいものです。

優れた経営者は、人生を愉しむ達人でもあります。余裕のある颯爽とした言動が、社員・メンバーのリスペクトを産んでいきます。

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