”らしさ”の追求を…

中小企業のブランディング戦略について探究していると、社風や会社の空気感がブランディングに多大な影響を与えることに気づかされます。中小企業は小さな所帯であるため、社風は社員の業務活動や成長、モチベーションに大きく影響するからです。

人間にもその人独特の雰囲気やオーラがあるように、中小企業にもそれぞれの色や空気感があるものです。その空気感が、とても風通しの良いものであるならいいのですが、業績主義の会社によくありがちな「圧迫感」は百害あって一利なし!です。

中小企業経営の社風を形成する秘訣は「らしさ」の追求だと考えています。我が社らしい空気感。我が社らしい価値観。我が社らしい戦略…。すべて「らしさ」を追求することで個性が創出されます。

らしさは、ブランディングの方向性を決めていくヒントになるのです。

「らしさ」の追求は、メンバー個々人のキャラクターを伸ばすこともできます。個性を大切にする企業風土は、萎縮感が出ずに伸び伸びとした風土を形成します。

萎縮感漂う企業風土は、結果的に業績向上に限界を迎えるものです。

らしさを追求し歓迎できない会社は社員(メンバー)の成長を妨げ、会社の成長を妨げます。僕が以前勤めた会社もそんな会社でした。結局その会社は消滅…。優秀なスタッフから会社を去っていきます。

らしさは、適材適所の人財配置戦略の源になります。

らしさを歓迎し、らしさを追求し、らしさを伸ばす会社…。そんな会社に勤めたいものですよね。

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