ブランディング戦略と企業業績の関係性ー2

ブランディング戦略と企業業績の関係性…詳細に説明していきます。

前回、ブランディング経営の内容とは「高品質・高価格・高付加価値」経営であると主張しました。ブランディングにより、顧客化が実現するということも説明しました。

では具体的に業績数値に与える影響を説明します。

まず「損益計算書(P/L)」から。損益計算書の一番上にある経営指標は?「売上」ですよね。この売上というのは、「客数×客単価」という分解式で表されます。当たり前ですが、他にもあります。「販売商品点数×販売商品平均単価」でも同じ売上高が計算されます。

売上を上げていくためには、「客数」を増やす(客数は横ばい)、「客単価」を増やす(客数横ばい)、「客数」「客単価」両方増やす…。この3つの方策しかありません。

この「客」の正体は?これこそ「顧客(ファン、リピーター)」であること。これに尽きるのです。

けっして「たまたま客」ではない「わざわざ客」。この顧客(取引先)を一人(1社)でも増やしていくこと。これがブランディング経営の売上に与える最大の影響です。

中小企業経営において、最大のリスクは何か?それは「客離れ」という現象です。

お客様(取引先)の数が減少していけば、「客単価」を増やすしかありません。「客単価」というのはとどのつまり「予算(財布の中身)」のことですから限界がある訳です。

結果的に客数現象は、最大の減収要因として認識しましょう。また、客離れを起こす要因は「内部環境にある」ということをお忘れなく。

景気や社会現象に要因があるわけではないのです。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL