売上の分解公式における「客」の正体

中小企業経営は仕掛けが重要でして、何を仕掛けるかというと「客」を増やすことに他なりません。

以前にも述べましたが、売上というのは分解公式があります。さまざまあるのですが、マーケティング戦略(仕掛け)を考える場合、「売上=客数×客単価」という公式が重要であると考えています。

昨日、唐津市でセミナー講師を務めましたが、この公式の重要性を改めて感じたところでした。

売上高は客数と客単価の掛け算なのです。ここからがもっと重要なポイントでして…。

ここでいう「客」の正体は、けっしていちげん様(たまたま客)のことでありません。顧客様(わざわざ客=ファン、リピーター)のことなのです。したがって、ファン(顧客様)を増やしていくことが、安定した売上を叩き出すもっとも早い近道なのです。

顧客様を増やすには、ブランディング戦略が不可欠になります。

つまり、”こだわり”や”とんがり”を磨き上げ、離れないファンを創ることがブランディングの根幹だからです。

間違っても、品質の伴わない「言語化やコピーライティング」だけは避けましょう。ブランディングの根幹を成すのは、品質(ハイクオリティ)であること…。

いくら、コピーライティングやデザイニングでお客様になったとしても、品質が伴わないとファン(顧客)になってはくれません。

言語化だけでお客様が固定化(ファン化)するほど、商売は甘くありません。商売(経営)の目的は、永続発展(末長く商売が継続していくこと)だからなのです。

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