値引き戦略は愚策である!

営業会議や販売会議、幹部会議などの各種会議で販促企画が議題に上がる場合がよくあります。このブログで何度も主張していますが、中小企業経営現場の各種会議は、いわゆる”会議なっていない”場合が多い。

会議とは、「会して議する」と書きます。つまり議論する場です。単なる報告会や連絡ならば、わざわざ「会して議する」必要はありません。

このような時、中小企業診断士は「会議支援」という仕事を担います。つまり、会議の空気感を作り、議する会議をリーディングする役割です。

ファシリテートというのでしょうか…。会議支援は、中小企業診断士(経営コンサルタント)の重要なミッションなのです。

さておき、営業会議(販売会議)において、作戦(施策)をディスカッションする時、議論の方向が「値引きや割引」に向かう傾向があります。

これははっきり言って愚策。

値引きや割引でしか、成り立たない販促戦略は「商売終わっている」といっても過言ではない。

そこで、論点を外さないようにファシリテートするのですが、この場合の論点は

「お客様からリピートされるのはどうすればいいか」

「たまたま客を、わざわざ客にするためにはどういった施策があるか」

「客単価を上げるための(値上げやセット販売などの)施策はどうすっればいいか」

など、決して安易な値引き企画に偏らないようにすることが重要です。

そのためにメンバーの知恵(叡智)が必要ですし、叡智を導き出すための役割である中小企業診断士(経営コンサルタント)の役割は大切なのです。

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