やっていないことをやる価値…。
中小企業のさまざまな経営現場に赴き、会議参画してコンサルティング支援してます。時々ですが、幹部から「それは前例がないね」とか「そんなことできるの?」などの意見が出ることがあります。
当然、会議は「会して議す」と書きますから、さまざまな意見が出るのは当たり前と言えば当たり前です。
しかし、現場スタッフの建設的な意見を、「前例がない」「できる可能性は?」などといって挫くような意見は、幹部としてタブーであると言えます。
特に中小企業経営は、イノベーション(革新)を起こす闘いであるとも言えます。イノベーションは、常識を覆すような建設的な構想からもたらされることが多い。
つまり、「やっていないことをやってみる価値」というものが存在するのです。
例えばブランディング経営についても、そのことが言えます。
「え〜〜そんな価格で売れるの?」と感じたり「え〜〜そんなものが創れるの?」と思って、パラダイムに壁をつくってしまうとイノベーションのチャンスを逃します。
そんな価格で売れるのか?そんな商品(サービス)が開発できるのか?そう思われる意見…大いに結構!
できない理由を並べるよりも、できる方策を考える…。これが中小企業における会議の基本的なルールなのです。
また、イノベーションの種は現場にこそあります。
経営の第一線でがんばっているスタッフの建設的な意見は、意見が出ること自体を歓迎し、議論を進めていくことをお勧めします。
幹部を含め、経営層には革新的な意見を包容する懐の深さを期待したいところです。
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