独立診断士の定義ー3
前号で記述しました、中小企業診断士の「接点開発力」について詳細に書きたいと思っています。僕は、中小企業診断士に必要な営業力のことを「接点開発力」と定義しています。これは「顧客(長期的支援が可能なクライアント)の接点を創っていく(開発)していく能力」のことをです。
多くの独立思考診断士(これから独立したいけど収入面で心配なため、一歩踏み出せない診断士)が、ここに気づいていないと僕は勝手に(笑)思っています。
集客力?営業力?そんな抽象的な言葉でアドバイスするから、混乱するし理解が進めないわけです。
「顧客接点開発力」は、行動力さえあればいくらでも向上できます。例えば、中小企業が集う展示会。自ら取材に赴き、経営者や担当者と名刺交換して「今度会社に取材に行かせてください」とアポイントを取る…これが接点開発です。
また、公的期間(商工会議所など)のセミナー講師をする機会があったら、そこで独自策定した経営資料を差し上げ、「今度、会社で経営について聞かせてもらえませんか?」とアポイントを取りましょう。これが接点開発です。
重要なのは、アポイントをその場で取ること!です。
そして現地訪問に至ったら、訪問先企業様の経営状態をじっくりとヒアリングしましょう。気をつけなければならないのは、自らのコンサルティングに関する支援方法を最初から提案しないこと…です。
クライアントを逃す診断士は「上中から目線」「聞くより話す」「基本動作が雑」などの特徴があります。
節度を持って最大限の敬意を払い、訪問先企業の経営状態(現況)をヒアリングすることが大切です。
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