急成長企業のリスクマネジメント
ベンチャー企業にありがちな状況ですが、急成長企業にはそれなりの(というか結構大きな)リスクが伴うと考えて間違いありません。
拡大する組織、支出に伴う資金繰り、法律などの縛りやガイドライン…。どれもこれも、きちんと整備しなければ企業の存続に関わるリスクファクターです。
急成長というのは、成長痛を伴う…これは真理であり、だからこそリスクマネジメントを的確に運営していく必要があります。
急成長企業に”あるある”な現象が、「損得勘定経営」です。つまり、成長する業績にばかり目がいき、創業時の志を忘れて「損得判断」に陥る現象です。資金繰りに逼迫していくと、特にそうなりがちなのがリスクであるとも言えます。
そこで、急成長企業にこそ「内部統制」機能の設置と整備が必要となるのです。
社員が幸せに、伸び伸びと働けるような各種ガイドライン。例えば、法的には就業規則の策定と運営、人事考課制度と給与規定ガイドライン。
もちろん経営理念の創出と見える化。社員教育システムの仕組み化と運営…。どれも大事な内部統制ガイドラインです。
業績ばかりに目がいくと、売上を拡大するために「安売り」に走る傾向も散見されます。中小企業の目指す方針はあくまでも「高品質・高価格」。「高いけど間違いない会社」という印象を作り上げましょう。
ブランディングの立派なリスクマネジメントである…。企業経営は「いくら儲かったか?」よりも「どれだけ永続発展できたか?」ということで評価されることを忘れてはなりません。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。