価値経営へのイノベーション

最近、ブランディング経営に関して研究と実務を展開しています。このブランディング経営は、一方で「価値経営」(バリュービジネス)ともいうべき戦略であると考えています。つまり、他社や競合企業、同業界にはない価値を取り入れ(あるいは創造し)、磨き上げていく…。

中小企業経営が価格競争になると、大企業に太刀打ちできません。大規模な品揃え、コストをかけた広告広報、規模の経済性を活かした低価格戦略…。中小企業がまともに戦う余地など全くないのです。

ではどうするか…?

価値経営しかないのです。ブランディング経営しかないのです。

さすが!と言われる経営(商売)をして、価格ではない選択肢で勝負しましょう!

逆にいうと「価格競争でしか戦略の打ち手がない商売」は「終わっている」ということ。さっさとこの分野(商材)から撤退し、価値経営のドメインを模索した方がいい。

新しいドメインで新規事業を立ち上げて、インキュベートする…これも価値経営のひとつです。ただし、気をつけてほしいのは「フランチャイズビジネス」です。

中小企業が社運をかけて取り組む事業としては、フランチャイズはリスクが高い。なぜなら、自らの力で価値を磨く打ち手が限られる(あるいはなくなる)からに他なりません。

中小企業は、オンリーワン経営を目指すべきであり、オンリーワン経営の厳選は「価値を磨くこと」なのです。

現状を打破する「価値経営」「ブランディング経営」こそ、王道戦略であることに間違いはないのです。

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