業績計画の立て方ー3
経営計画書は、現場幹部やスタッフを巻き込んだ中で策定していくのがベターです。僕は基本的に、「経営計画書策定研修」というスタイルで、2日間にわたって策定する方策を推奨しています。最近ではコロナで実現しなかった、宿泊スタイルでの研修ですが、結束力が高まること間違いありません。
年に一度は、きっちりと計画を練り策定する時間を持ちたいものです。特に最近では、1年間の計画ではなく半期計画(半年)を立案する方がいい。超情報化社会の今日では、1年間が劇的に変化していきます。
単年度経営計画書は、出来上がって終わりではない、むしろスタートです。そこで、毎月の経営会議でPDCAを回していくことが重要です。
よくありちな経営会議のパターンですが、P(計画)→D(実行)までは、できているのですが、C(検証)→A(改善)が立案できていないことです。これでは全く意味がない。
PDCAを実直に回していき、確実に成長していくことが、企業業績の向上につながります。
経営に、はじめから奇策はありません。奇策が生きるのは、手堅い計画を実直に実行して、検証していくことが経営の基本なのです。
そのために、無理な計画は絶対に策定してはいけない。頑張れば届く…頑張り方も分かる。そんな計画が理想です。
また、業績が今どき120〜130%UPで大喜びする経営者もナンセンス。低成長時代の今日。このような急激な業績拡大は、むしろリスクです。
あくまでも無理のない成長が理想。確実に毎年103〜105%で推移する方が、健康的な経営と言えるのです。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。