企業業績の真の目的を知っていますか?
多くの中小企業経営者の言動を見てきましたが、違和感を感じることもまだまだ多いです。20年前ほどではないのですが、企業業績の本当の目的を誤ってしまうと、結果現象としての業績そのものが停滞・低迷していまう傾向があるのです。
経営者の皆様。御社が叩き出す、業績の真の目的は何ですか?答えられる方は、驚くほど少ないのではないか…そう思います。
事業拡大の設備投資のため?
万が一に備えた内部留保のため?
答えのひとつではありますが、正解ではありません。もちろん、価値観なので強制はできませんが、業績の真の目的は構成メンバーの幸せの実現なのです。
そう考えると、業績の上下で一喜一憂する経営者が軽い存在に見えてきます。明言できますが、社員が経営者の顔色ばかり伺うような社風では、会社は発展していきませんよ。
経営者の役目は、企業経営の目的を社員にしっかりとアナウンスすること…。そして、そのための経営方針を示すこと。ここにブレがあっては、現場はブレまくり、混乱を招きます。
このような会社は、社員が経営者の方ばかりを見て、業務に当たっていることが多い。つまり、お客様や社外社員に対する心配りよりも、経営者に嫌われまいとするマインドに陥ってしまうわけです。
この傾向は本当にリスクが高い。
何度も言いますが、最終的な業績結果責任は経営者にあります。社員はプロセスを重視し、経営者はそれをしっかりと観察していくことが重要なのです。
なかなか浮上しない業績の責任を、部門にばかり押し付けるような経営は、成長していかないということを認識しましょう。
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