ブランディング経営の本質ー2「ブランディングに挑む経営者像」

中小企業経営は、ブランディング経営に他ならない!この主張を拙著に込めたわけですが、間違った方向性に進んでいくと「まがいもののブランディング」が成果物として出来上がっていきます。「伝え方」や「見せ方」だけに偏ったブランディングがそのひとつ。

ブランディング経営は、そんなに簡単に出来上がるような代物ではない。そこには、「覚悟」「継続」「不屈」などといった”めんどうくさい”壁が立ち塞がるのです。

ブランディング経営になかなか踏み込めない経営者の特徴があるので、チェック項目として使ってみてください。

① 業績重視の経営者…短期的な業績に一喜一憂しすぎて、コロコロと戦略を変えていく経営者

② 販促物に頼る経営者…売れない理由を、販促物などの手段に求める経営者

③ 我が社の商品に自信を持てない経営者…自信のない商品(サービス)を価格に訴求させて販売戦略とする経営者

④ 責任転嫁型経営者…業績(結果)の責任を幹部・スタッフに押し付ける経営者

⑤ 継続力のない経営者…飽きっぽい経営者。一度決めた戦略を継続できない経営者

他にもありますが、この辺りで…。

ブランディングは、「品質を重視した継続的な取り組み」です。ですので、「覚悟」が必要ですし、諦めずに突き進む「不屈」の精神力を要します。

日々上下する売上高に一喜一憂する必要はありません。なぜなら、ブランディング経営は業績結果の中身が重要。

具体的にいうと、粗利益重視の経営だと言っても過言ではないのです。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL