ブランディング経営の本質ー5「『利』は『理』の道標である」

ブランディング経営は、覚悟と持続力が必要な長期的で壮大な取り組みである…。決して小手先のテクニックでは実現できない、価値のある取り組みなのです。なぜなら、「経営理念」と密接に結びついているからでしょう。したがって、理念経営を実践していく中で、ブランディング経営が副産物として実現できるものと言っても過言ではない。

ブランディング経営が実現する、高付加価値経営の成果(利益)は、理念に向かうプロセスの中にあるのです。これは、「利」は「理」の道標(みちしるべ)であると考えています。

ブランディングが総論的で、技術的(デザインやコピー)な要素で終始するのならば、簡単すぎて逆に挑戦する価値すらありません。

いつの時代でも、ブランディングは品質(絶対的で崇高な)が根底にあり、営業力や販促(デザイン、コピー)で終始するものではないのです。

ブランディング経営に挑戦するならば、まず我が社(我が店)の存在意義や目的をしっかりと見つめて、できれば言語化し明確にしたい。

ブランディングの各種戦略は、理念に向かうベクトルに合わせて立案、運営していかないと結果的にうまくいかないのです。

理念経営を進めていくと、「理(理念)」と「利(利益)」が別の方向を向きがちになります。

利益を出すことは、企業にとってある意味義務であると言えます。また、理念の達成のためには、利益は必要不可欠であり、利益を叩き出す至上の戦略としてブランディング経営に取り組んでいきましょう。

 

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