ブランディング経営の本質ー6「新商品開発によるブランディング」
どんな会社も我が社の「商品」というものを持っています。商品なき商売は不可能ですよね。「商売とは”価値”をお客様に与えて”お金”をいただくこと」ですから。
ただし、実物の商品とは「想い」が物体となったものしかすぎません。つまり、価値の正体とは「想い」であるということになります。この考え方は、サービス業でも同じです。旅館・ホテル業、エステ、美容、そして医療機関…。それにコンサルティング業…。提供するサービスに込められた「想い」が商品です。
中小企業経営がブランディングに挑戦する時…。新しい商品を開発する方法は、ブランディング経営への大きなチャンスとなり得ます。
「モノを闇雲に仕入れて売る…」そのような時代は、終焉しました。卸業でも小売業でも、企画商品としてオリジナル商品を開発することができます。これをPB(プライベートブランド)商品と言います。
覚悟と時間とコスト…。これさえあれば、挑戦実現することが可能です。
今までにないような、素晴らしい高付加価値商品の開発…。これが実現すれば、大きな果実を企業にもたらしてくれます。
経営資源別に言うと…
「ヒト=人財」…商品開発のプロジェクトを組むことにより、メンバーは主体的・自発的人財へと成長してくれます。
「モノ=商品」…オリジナルの商品(サービス)ができて、競合店との差別化が可能になります。
「カネ=財務」…高付加価値商品の開発は、粗利益率のUPにつながります。
「ジョウホウ=ノウハウ・知的財産」…レシピやノウハウが蓄積され、大きな資産形成につながります。
このように、新商品開発はブランディング経営と絡みやすい推奨戦略なのです。
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