コンサルティングはビジネスである…。

経営コンサルティングは、目に見えないサービス業です。目に見えない分、その価値が伝わりにくい…そんな宿命にあります。経営者の中には、経営コンサルタントからの得られる情報は「見えないからタダ」とか「利用してナンボ」とかいう、失礼極まりない認識をなさっている方もおられます。これは非常に困ったものです。

しかしながら、このような責任論は「困った経営者」に帰属するものではありません。我々、プロコン側にその責任があると思っています。つまり、自らの経営コンサルティングスキルを「安売り」し、安価または無料で奉仕せざるをえない状況をつくっていること…。このようなプロコンが非常に多いためです。

ブログやメルマガで再三主張していることですが、経営コンサルタントの仕事は「喜ばれ」「愉しく」そして「稼げる」仕事です。特に国家資格を持っている中小企業診断士なら、なおさら…です。

中小企業診断士の中には、絶対的に不足しているスキルは「営業力だ!」と主張する方もおられます。それはそれで課題でしょう。しかし、本質はそこではありません。その方に「具体的に言うと、中小企業診断士の営業力とは何ですか?」と尋ねてみてください。

おそらく、「トーク力」とか「顧客開拓力」とは抽象的で曖昧な答えが返ってきますよ。

僕が提唱する、経営コンサルタントの営業力はひとつ「クライアントとの接点開発力」です。つまり、見込みクライアントとの接点をどれだけ創出できるか?が課題なのです。

自らのコンサルティング・クオリティを磨き上げ、クライアント見込み先をどれだけ接点開発できるか…。

まだまだ稼げていないないな…と振り返る同志には、是非とも深考していただきたい課題です。

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