コンサルティングは三現主義により実現する…
中小企業診断士として活動していると、机上の空論ばかりを振り翳し、クライアントに助言している輩を時々見ます。はっきり言っておきますが、本物の経営コンサルティングを提供しようとすると、オンラインなどでは到底不可能!「オンラインでコンサルティングを…」などというフレーズを見ると、同業として不信感しかありません。
研修や創業相談ならまだしも、イノベーションを期待されるコンサルティングは、理論やフレームワークで解決できるほど甘いものではないのです。
経営コンサルティングを「個別具体的な経営課題を、個別具体的な手法で、個別具体的に解決する」ことと定義する場合、その根本となる考え方は三現主義(現地、現時、現物)です。
コンサルタントが経営の現場に入り、目で、耳で、鼻で、舌で、触感で…五感を駆使して肉薄し、確認した事実こそ信じるに値する情報なのです。
また経営コンサルタント(中小企業診断士)は、補助金申請書の策定代行専門家ではありません。
「価値と価値を掛け合わせて、新しい価値を創り出す(あるいはそれをお手伝いする)専門家」ですから、補助金申請書の策定代行などの仕事のみを手掛けることは、さっさと卒業すべきでしょう。
困っている中小企業企業は無限にあります。
中小企業はイノベーション(革新)が必定。イノベーション経営をお手伝いできるのは、中小企業診断士のミッション。
それをしっかり心得て、日々研鑽していきたいものです。
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