ブランディングのコア・ファクター(核となる要素)
相変わらず、書店に並ぶ「見せ方」や「伝え方」に特化した、ブランディング・テクニックの書籍たち…。
自らのコンサルティング感性を磨くために、眺め読みはしますが、購入までには至りません。デザイニングに代表される「見せ方」やコピーライティングに代表される「伝え方」。
これらの要素で完結するほど、中小企業のブランディング経営は甘いものではありません。
ブランディング経営のコアファクター(要素)は、「品質(クオリティ)」であること。
これを認識することが重要です。
デザイナーやコピーライターが「ブランディングに成功!」などと言うことがあれば(これ自体を否定はしていませんよ…念のため)、それは本物の価値創造局面から携わったときに限られます。
できあがった価値を「美しく見せ」「刺さるように伝える」こと。
これがプロのデザイナー、プロのコピーライターのミッションです。
ブランディングのコアファクター(品質)を創造し、磨きあること…。これは中小企業自らの役割である…。このように認識しましょう。
そのためには、中期的(3年以内)なプランを立てて、しっかりと取り組むこと。
品質が伴わないブランディングは、お客様からすぐに見透かされ、チャンスがたちまちリスクに変わってしまいます。
ひいては、「客離れ」というもっとも恐ろしい結果を招きかねないのです。
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