貸借対照表、損益計算書の本当の意味
3月が決算という企業は、割と多いような気がします。そこで、1年間の決算書から導いた申告書を、税務署に提出する義務があります。
決算書といえば、一般的に財務諸表を指します。
代表的な財務諸表は「貸借対照表(B/S)」と「損益計算書(P/L)」を指しますね。
現在では、キャッシュフロー計算書というものも重視され、より安全性を担保する経営が望まれている気がします。
さておき…。
経営者の皆様は、この二つの財務諸表の意義をご存知でしょうか?
損益計算書(P/L)…一定の会計期間における経営成績を表す計算書類。
貸借対照表(B/L)…一定期間における企業の財務状態を明らかにするために作成された書類。
一般的に認識されているのは、こんなところでしょう。小職の(勝手な)定義をお知らせしましょう。笑。
損益計算書…一定期間における企業の“定量的な”成績表。
貸借対照表…その時点での企業の“定量的な”健康状態を表す表。
お分かりのように、「定量的な」という文言を入れています。
物事には「定量的情報(数字で表される情報)」と「定性的情報(数字で表せられない情報)」があります。
経営を観察するとき、小職はむしろ「定性的情報」にこそ、スポットを当てなければならない…そう思っています。
定性的な情報の代表が、社員のモチベーションや外注先・取引先からの評判や評価。また、地域での評判。お客様満足度などということになります。
この定性的情報の向上に対して、継続して向き合った結果が、定量的情報ということになりますから。
過ぎ去った過去を表した「定量的情報」ではなく、今と未来に向けた努力を表す「定性的情報」にこそ、経営者は目を向けたいですね。
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