経営者のミッション
経営者のミッションはいくつかあるのですが、未だに勘違いをなさっている経営者がいらっしゃいます。
経営者のミッションはいくつかある…。恩師・坂本光司先生は、社長の5つの仕事とは、
1つは、会社の方向を明示すること
2つは、決断をすること
3つは、社員のモチベーションを高めること
4つは、先頭に立って社内で最も働く人であること
5つは、後継者を育てること…である。
と主張されています。主張を具現化して解釈することが重要なのですが、今回は「社員のモチベーションを高める」ということについて見解を書きます。
モチベーションを高めることを「給料を上げる」「賞与を弾む」などと勘違いされている経営者が、未だに多い。
社員がモチベーションを上げるのは、定量的報酬(給料や賞与)ではありません。
一時凌ぎでモチベーションが上がっても、それはやがて普通になり、さらに増額を要求してくるもの。
したがって、定性的報酬(公平な考課に基づく昇格や昇進)によるものが大きい。人間(特に日本人)は、恩を感じて、恩返しを美徳とする民族です。
「こんなに大切な仕事を任せてくれた、社長の期待に応えたい!」そう思われるような、振る舞いを経営者には求めたいですね。
人間的魅力を兼ね備えた人格者は、常に周囲(特にメンバーや社員)に対する感謝の気持ちを伝えます。
それこそ、彼ら彼女たちのモチベーションをマックスにする、経営者の器と呼ぶべきでしょう。
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