経営者の器を考える…

経営者はしっかりとした信念と、ブレない価値観が大切です。しかし、中には他人(経営コンサルタントなど)の助言に、思い切り左右されて考えがブレまくる経営者がいらっしゃいます。

先日も、そのような経営者にお会いしました。

とてもよく勉強されていますし、ビジネス書もとことんお読みになられています。それは感心するほどでした。

ところが、よくよく話を聞いていくと、社長の言葉に一貫性が見られないことが分かってきました。

つまり、ブレるのです。信念が感じられないのです。その後、社員面談に移りましたが、社員から聞かれる「経営者への不信感と不満」…。

そのほとんどが、信念や価値観がブレることによる振り回され現象。俗に言う「ちゃぶ台返し」です。

そのような企業に属すると、疲弊感と不満感ばかりが蓄積され、モチベーションなど皆無に等しくなります。

ブレまくる経営者の特徴をまとめてみました。

損得勘定である。何より業績至上主義。日々の売上にばかり気が向き、一喜一憂。感情の起伏も業績に左右される。

飽きっぽい。商品にも飽きるのが早いし、戦略も長続きしない。挙げ句の果ては、人財にも飽きてしまう。結果、優秀な人財が定着しない。

他責思考である。お金で人を操ろうとする。などなど…。

経営者の皆様。もし、友人の経営者にそのような方がいらっしゃれば、そっと助言してあげてください。

「周囲に支えられる“いい会社”になること」。それは経営者の器が左右するのだよ…と。

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