羅針盤 〜経営計画書なしに事業はありえない〜

コンサルタントして中小企業経営を支援していますが、単年度経営計画書がない、あるいは創っていない会社があまりにも多いですね。

中小企業はスタッフ・社員(家族以外)を雇った瞬間に大きな責任を負います。つまり、スタッフ(加えて家族)の人生を背負うという責任です。ですから、その瞬間に経営計画書を的確に策定して、マネジメントサイクルを実直に回してくことを要求されます。

小生は、中小企業経営を”小さな船”の航海によく例えます。

単年度経営計画書は、いわば航海(経営)の羅針盤です。羅針盤がないと、進むべき方向性が分からず、路頭に迷います。経営は課題の連続です。課題を解決していくことが役割です。もちろん、経営者には経営者の、幹部は幹部の、社員には社員の解決すべき課題があります。

経営計画書(羅針盤)を策定(用意)していれば、来たるべき課題をある程度予想できるのです。

経営者の皆さん、羅針盤は是非作ってください。できれば、幹部(少人数の場合は全スタッフ)を巻き込んだ、ボトムアップ型の羅針盤が望まれます。

トップダウンで作ると”やらされ感”を醸成してしまします。やらされ感は、モチベーションの低下を招き、いいことはありません。

モチベーションアップのツールとしても経営計画書(羅針盤)は有効なのです。

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