新規事業開発の留意点 軌道化のポイント−2
アンゾフの成長マトリクスを使って、新規事業構想をプロットした時、「新商品開発戦略」がプライオリティ1の取り組みであることは先述しました。
次に優先順位が高い戦略構想は、既存商品を新市場にぶつける「市場開拓戦略」と言えます。
この戦略は、マーケティング戦略の立案・実行が鍵です。マーケティング戦略と言っても、経営資源が乏しい中小企業が取れる戦略は限界があります。
コストが高いマスメディア広告戦略は、当然取れないでしょう。
中小企業が取れるマーケティング戦略については、後述します。
新規事業戦略を軌道化するには、ポイントがありますので列挙しておきます。
①ビジネスモデルを図式化する…全体像をつかむ
②ビジネスモデルの収益性を検証する…プロフィット(利益)創出が可能か?
③リスクファクターを列挙する…この際「QCDS」の切り口で検証します。「Q:品質」「C:コスト」「D:納期」「S:サービス」です。※これが大事です!
④リスクファクターの対策を検討する…リスクを想定内としてシミュレーションしておく。
⑤新事業を盛り上げるための企画を立案する…マーケティング戦略・仕掛けなどの立案。
構想段階では、以上の通りです。
全ては、成功というよりも「失敗しないため」です・
この後、具体的な事業計画アクションプラン・業績数値計画に入っていきます。
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