我がコンサルタント論

経営コンサルタントは何か?時々考えます。それぞれの分野で活躍されている経営コンサルタントの方々。

小生の知る先輩方には、スキル的にもハート的にも尊敬する方々がおられます。

しかし、この人は経営コンサルタントではないな…と思われる方もいます。

これがコンサルタントだ!と言うのは烏滸がましい経験しか積んでないので(未だ修行中)、これはコンサルタントではない!という逆説を書きたいと思います。

まず言えること…

コンサルタントは、コストカッターではありません。

コンサルタントは、少なくとも価値をクリエイトする専門家だと考えています。

以前、自称コンサルタントが「業績が悪いなら、人件費を筆頭にコスト削減をしましょう!」と平気で提案するシーンを見ました。

はっきり言いましょう。コストカットは誰でもできます!

関わる人を幸福にすることが、経営の目的です。であるならば、コストカットよりも、お客様が望まれる価値ある商品(またはサービス)を開発・仕入れることが最優先事項です。

コンサルタントは研修屋でもない。

コンサルタントの業務の一部として、教育・研修が位置付けられています。

これも以前、コンサルティングと称して結局は、研修や教育に持ち込むコンサルタントを見ました。

そのコンサルタントは、クライアントの商品すら知らない始末でした。

また、コンサルティング支援の中で、ランチェスター戦略(これも前日に付け焼き刃で本を読んだ内容)を一生懸命レクチャーしていました。

参加者は、当然チンプンカンプンです(ランチェスターは、それはそれで意味ある理論とは思いますが…)。

経営コンサルタントという職業の定義が、曖昧なのです。

しかし、クライアントに対して”新しい価値をクリエイトする”提案ができないコンサルタントは、今後淘汰されていくでしょう。

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