生鮮食品小売店(お肉屋さん、八百屋さん)のブランディング戦略
小さな小さな生鮮食品小売店が、生き残るためにはブランディング戦略の立案と実行が不可欠です。
大型ディスカウントショップや大型食品スーパーの台頭で、パパママショップは早くから苦戦が続いています。
では、どうやって戦い、生き残っていくか??
禁じ手ははっきりしています。価格競争です。
価格競争に陥った瞬間、そのお店のブランディング力は皆無になります。
小さな生鮮食品小売店が生き残るための、ブランディング戦略は、「オンリーワン商品のマーチャンダイジング(品揃え)」が鍵です。
すなわち、大手食品スーパーや大型ディスカウントショップが置いていない商品を「仕入れるか」「開発するか」して、重点商品化(売り筋商品化)することなのです。
商品パッケージや、広告戦略、ショップイメージデザインの創出も大切です。
しかし、勝敗を分けるのは「オリジナル・オンリーワン商品のMD(マーチャンダイジング)」だと認識しましょう。
その上でVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)を仕掛けます。
POPやニュースレター、メンバーズカードを制作してお客様の囲い込みを図ります。
その際、つい買いたくなるような文言・フレーズを付加します。
「商品名と価格」だけの POPは意味がありません。
「なぜ、この商品をオススメするのか…」などのストーリーや”想い”を書きます。
その文言(フレーズ)自体も品質です。ブランディングを決めるのは、品質(クオリティ)に他なりません。
小生が長崎市内で何年もお手伝いしている、小さな小さな精肉店があります。
そのお店の重点商品は。「ローストビーフ」「焼き豚」「ぎょうざ」「コロッケ」などの自家製品加工商品です。
この商品がとてもとても人気。
何年も何年も増収増益を更新中です。
ブランディングはこれだ!と教えてくれる、とても注目のお肉屋さんです。
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