経営指標の考え方 〜売上(うりあげ)の公式から見る戦略思考〜

経営係数において、もっとも重視される指標は”売上”ですよね。ところが、売上とは膨張指数なので、それだけで企業経営の健全さを測る尺度とはいえません。

経営の健全さは、経常利益がもっとも適した指標といえます。”経常利益”の考え方は後に説明します。

税理士や公認会計士の先生が、試算表の説明をするとき、売上を上げましょうと言われると思います。

売上を上げるというのは、経営(商売)として当たり前。

中小企業診断士(経営コンサルタント)しては、売上の上げ方に着目します。

売上を分解して数式で表すと、 売上=客数×客単価 です(他にもあります)。

客数か、客単価、どちらを上げるのが健全でしょうか?もちろん両方なのですが、優先順位は明らかに”客数”です。客数さえ増えていれば、客単価を上げる策は無限です。

逆に客単価を最優先すると、無理な提案やおすすめによって客離れを招きかねません。

売上の構成要素”客数”は、経営基盤強化のための重要な目安です。

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