会計事務所の経営革新−3

今後、人工知能(AI)の急速な発展により、士業と呼ばれる”守らてた領域”をもつ専門家も生き残りをかけて革新しなければならない…そうです。

特に士業の中で、最も多い人口を誇る税理士は、今後のイノベーションが求められる最たる資格とえるでしょう。

同時に、税理士事務所(会計事務所)に勤めるスタッフも、AIに業務を代替されるリスクを負っています。

会計事務所に約7年間勤務した経験から、今後の会計事務所のあり方を考えてきました。

これからの会計事務所は、2つの生き残り戦略を取らざるを得ない環境だと考えています。

ひとつは、人工知能(AI)を活用して省力化し、スタッフ数をできるだけ減らして低価格で勝負する会計事務所。

もうひとつは、コンサルティング・ドメインに思い切って踏み込み、スキルを磨いて高付加価値で勝負する会計事務所です。

どちらも大きなメリットと、大きなリスクを伴います。ゆえに、覚悟と継続が必要と言えます。

どちらの戦略をとるかは自由ですが、これまでのような既得権益だけでは事業継続が困難な環境になることは間違いないようです。

コンサルティング・ドメインに踏み込む戦略をとる場合、スタッフのパラダイムシフト(常識を覆す革新的な考え方の踏襲)が必要です。

それには、コストと時間と忍耐と手間ひま…さまざまな負荷がかかるでしょう。

なぜならば、クリエイティブ力(価値を創造するスキル)やネットワーク力(人脈構築スキル)という、これまでの会計事務所が苦手とされているスキルを徹底的に身につけていく必要があるからです。

税理士に限らず、士業という専門家の業務を代替して行きそうな勢いのAIの脅威。

今後の動向に注意です。

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