部下から見捨てられる上司
経営コンサルタントとして活動していると、さまざまな人間模様に直面します。
コンサルティング活動というのは、ある意味人間観察・人間力診断といっても過言ではないかもしれません。
いや、経営そのものが人間の営みであり、人間を見つめることなのでしょう。
小生がお手伝いしている、中小企業の経営者・幹部の方々は総じて人格者であり、尊敬に値すべき方々です。
理由は簡単です。小生は”お客様を選んでいるから”です。
人格者・人間的魅力に溢れている方でないと、中小企業経営は困難だと思われます。
中小企業は、「支えられる経営」が必要であり、敵を作らないことがあるべき姿です。
一方で、以前所属していた企業では、どうしても部下から慕われない(どころか見捨てられる)幹部を多く見てきました。
見捨てられる上司と慕われる上司の違いは…多くのファクターが存在します。
しかし、もっとも共通している要因は、「自己中心的な言動」です。
部下の手柄を我がものとする、部下を経営者の前で批判する、部下を育てるプランもなく運転手として酷使する、部下の知的財産を勝手に使用する…などなど、具体的な言動は数知れなく挙げられます。
しかし、こういう薄っぺらで人格無視の言動は、時を待たずに部下から見捨てられ、結果として自分が苦しむことになるとを気づかないのです。
部下から見捨てられ自分の元をさっても、自分の言動に向き合うことなく、去ってしまった部下に責任転嫁をする自己中上司は、幹部としての資質に欠け人財を育てるというミッションが遂行できない会社のガンとして早めの切除をオススメいたします。
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