会議は同じ空気環で。

移動費や時間の短縮を意図して、テレビ会議などを導入する中小企業があります。

本来、会議の意義というのは、”情報の共有化”だけではありません。

情報の共有化だけの理由で、テレビ会議などを導入するのであれば、シェアメールなどの手段で十分なはずです。

会議の意義は、志を同じくするということですから、同じ空気環の中で実施するのがベターです。

テレビ会議などが、出現した時には画期的な方法として脚光を浴びた記憶がありますが、思ったより導入する企業が少ないのは、そういう理由からでしょう。

ブラウン管を問い押した意思疎通では、”想い”は伝わらないのです。

単なる打ち合わせや、ショートミーティングならまだしも、大切な意思決定を伴うディスカッション型の会議においては、同じ空気を吸いながら、同じ気持ちを共有しながら進めていくことが重要です。

特に中小企業においては、コミュニケーションの根幹は、心の伝わり方に集約されます。

時間や移動コストをケチって、本来大切にしなければならない”想いの共有”が実現できないと、テレビ会議自体がカイアク活動…ということになるでしょう。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL