商売の成功と失敗

インターネットで溢れているセミナー案内に、「成功を導き出すビジネスの鉄則」や「商売を成功させる法則」などの文言を見たことがありませんか?

中身をよく見たことがないし、参加したことも全くありませんので、よく知らないのですが、おそらくここに出てくる「成功」という言葉の意味は、「儲ける」という言葉とイコールのような気がします。

誤解を招かないように断っておきますが、小生は経営は「儲けなければならない」と考えています。

しかし、経営とは「儲けることが目的ではない」とも考えています。

改めて主張します。経営の成功は「儲けること」ではない。

経営の成功は、「その商売(経営)がずっと続くこと」なのです。

一時期1億円の利益が叩き出せたとしても、数年後にその会社が無くなっていまう…このような現象は、商売の成功とは言えないのです。

 

では、経営の失敗とは「成功」の対義語ですから、事業が途中で止まってしまうこと…です。

 

ある年は数千万円の利益が出た、またある年は1億円の赤字だった…というような凸凹経営よりも、「1万円の利益を10年続けています。働くスタッフはみんなイキイキと働いています。」という低空飛行でも安定している経営の方が健全なのです。

 

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