経営に”見える化”が必要な理由
中小企業経営の場合(特に最近では医療診療所:クリニックを含む)、大企業と違い、経営資源(ヒト、モノ、カネ、ジョウホウ…)が限られています。
そこで、ヒト=人財に特化した経営主眼を主張しているわけですが、その人財がモチベーション高く業務に励んでくれるような仕組みを作っていく必要があります。
環境を整えるというのは、ハード面(施設や設備)のことだけではありません。
ソフト面(仕組みや制度など)を整える必要があります。
いや、むしろソフト面の環境づくり、整備こそスタッフ(=人財)のモチベーションを大きく左右します。
最近の傾向として、給与や賃金などの金銭的報酬がモチベーションに大きく影響することが少なくなってきています。
むしろ、”やりがい”や”働きやすさ”、所属企業(組織)のいく末やビジョンなどを重視し、モチベーションを左右する時代と言えます。
そこで必要なのが、経営目的・未来像(ビジョン)・方針などの”見える化”です。
小生のオフィスでは、経営理念(事業目的)のボトムアップ型創出支援や経営方針書(計画書)の策定支援などを推奨・実施しています。
この支援後、スタッフのモチベーションが明らかに違ってくることを実感してもらっています。
企業は、一艘の舟のようなモノだと思っています。
乗る組員たるスタッフが、乗っている舟が、何のために進んでいるのか?どこに向かって進んでいるのか?目標に達した時には、どんな世界が待っているのか?などを分からないまま、櫂を漕いでくれるでしょうか?
経営資源を考えた場合、優秀な人財(ヒト)さえいれば、商品(モノ)も業績(カネ)も創ってくれます。
ヒトが、モチベーション高く(志高く)躍動してくれるような、経営の姿を見える化することが肝要です。
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