銀行との付き合い方 〜リレーションシップバンキングの真意〜

「雨が降ったら傘を貸さず、晴れた時に傘を貸す」…金融機関の融資を例えたフレーズです。

中小・零細企業にとって、地方の金融機関(信用金庫や地銀)は、お金という経営の「血液」を供給してくれるありがたい存在です。

しかし、「雨が降ったら…」という例えにある様に、いざという時の金融機関は「貸し渋り」などというカードを切ってくることもあります。

小生は、地方の金融機関は「リレーションシップ(良好な関係性)」を構築して、よりよいパートナーとしての付き合い方をお勧めします。

そのために、経営情報を可能な限り開示し、いざという時の融資実行に備えて適度な間隔でバンクミーティングを開催することが大切だと考えています。

銀行の融資担当者には、良し悪しがあると思っています。

クライアントにできるだけ寄り添い、融資案件を協力的に進めてくれる担当者もいます。一方で、時間ばかり要して提出資料ばかり求めて、なかなか協力的でない担当者もいます。

しかし、銀行はひとつではありません。メインバンクは、できるだけ変えないことがベターであると思いますが、あまりにもコミュニケーションが取りづらい場合は、思い切ってメインバンクの転換もありえます。

銀行との上手な付き合い方は、良きパートナーとしての情報開示と面談の設定などで実現できるのです。

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