経営の”目的”と”目標”
特に中小企業経営において、経営の目的とは何でしょうか?
経営者が、この明らかにすべき命題を取り間違えた時、必ずその経営は迷走を始めます。
経営の目的を”儲けるため”とか、”ゼニカネのため”とした場合、もはやそれは企業経営という枠を超えた”博打的な営み”と成り下がってしまいます。
経営=商売の目的を考えた時、それは明らかに”経営理念の実現”や”関わる人々の幸福”という価値観に据える必要があります。
経営は人間の営みであり、人間は幸福になるために生まれてきたのであり、働くことで幸福を実現できるものであるからです。
日々、さまざまな価値観をお持ちの経営者とお会いします。
時には、”この人は行く末、経営自体が行き詰まるだろうな”と思わざるを得ない方もいらっしゃいます。
幸い、小生がお手伝いするクライアントの経営者も方々は、同じ価値観を共有できるリスペクトすべき方々です(クライアントをセレクトしているのですが…)。
売上や利益、キャッシュフローはあくまでも、”正しい経営”を実践した結果現象です。
もしも、それらを”目的=何のため”と設定した場合、経営のオペレーションそのものを間違ってしまいます。
時には、最もやってはならない”リストラという名の首切り”をも平気でするような”残念な経営”に陥りがちです。
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