アントレプレナー(起業家)へのエール〜起業はきっかけが大事〜
2017年の中小企業白書によると、日本の開業率はここ数年微増しており、5.2%となっています。この数字は、資本主義の経済大国の中では決して高い数字はありません。
ちなみにフランスは12.4%、イギリスに至っては14.3%となっています。
日本人は、保守的な気質が強いのでしょうか?あえてリスクを取らざるを得ない”起業”という行為は、できるだけ避ける傾向にあるようです。
小生の場合、「将来は独立して何がしかの商売をしたい!」という夢が大学生のころからありました。
4年前に、経営コンサルタントして独立し現在に至ります。
フリーの経営コンサルタント(中小企業診断士という国家資格ホルダーではありますが)の仕事は、ある意味ローリスク・ローリターンのビジネスです。
しかし、サラリーマンとして働いていた時代にと比較すると、自分自身の中小企業経営に関する価値観を何のしがらみもなく主張できるという点で、大変魅力的です。また、独立して本当に良かったと思っています。
人生は一度きり。悔いのない人生を謳歌するためにも、志ある人にはどんどん起業をしてもらいたいと思っています。
また、志ある起業家を支援し、インキュベート(育てる)支援をするのも、小生の大切な仕事であると位置付けています。
「起業して、自分の価値を世に問う」…こんな素晴らしいことはないと思っています。
ただ、起業家がビジネスに興味をもったきっかけという調査結果は、とても興味深い。
40台男性のきっかけは「周囲の起業家・経営者の影響」が40.7%で第1位。「勤務先ではやりたいことができなかった」が29.2%で第2位となっています。
どちらもポジティブイメージとは言い難い、ネガティブイメージ。
「自分の価値や取り組みを世に出して、社会貢献したい」などの理由が欲しいところです。
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