コンサルティング手法について 仮説からの推論展開

経営コンサルタントして活動するとき、ロジカルに物事を考察するスキルは常に求められます。

論理的に物事を志向していかなければ、課題解決の方向性がいつの間にか違ってくことになりかねないからです。

では、仮説立てから推論展開するとき、思考方法として「演繹法(えんえきほう)」と「帰納法(きのうほう)」の2通りがあります。

難しく考えがちですが、簡単にいうと

演繹法は、「◯◯だから⬜︎⬜︎である」という思考をつなぎ合わせて仮説検証推理していく方法。

帰納法は、実例(事実)から逆算して類似点や模範ポイントを抽出して、結論づけるという方法。

経営コンサルタントとして活動する際、論理的思考法を常に意識していますが、どちらかというと帰納法を多用します。

帰納法:演繹法=7:3…というところでしょうか。

帰納法の場合、実例を徹底的に取材・調査してヒント(推論)を導きだします。

演繹法は、出口の見えない方法を論理的に推察するということで、ある程度の思考力が必要だと感じています。

自分が現場のコンサルティング活動でよく使用する「ベンチマーク」という手法は、帰納法に入ります。

帰納法が、中小企業の経営者にはとても明快で分かりやすい思考法といえます。

 

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