中小企業診断士の実際 〜肩書きにしか過ぎない診断士
中小企業診断士を経済産業省にはじめて登録してから、まもなく12年目に入ります。
診断士になって本当に良かったと思うし、国家資格ホルダーにプライドもあります。
しかし、中小企業診断士という概念は肩書きにしか過ぎません。
なぜなら、資格をもっていても全く使用しない、活用していない方々があまりにも多いからです。
せっかく中小企業診断士になったのであれば、中小企業の現場・フィールドにおいて大いにその知性と知識と経験を”困っている”中小零細企業のためにフル活用して欲しいと思います。
ですので、独立・フリーとして活動している人たちの職業は、「中小企業診断士」ではなく「プロコン=プロの経営コンサルタント」であることが言えるのです。
プロコンの生命線は何か?
それは、「現地・現場・現時で五感を研ぎ澄ます」ことに他なりません。
種々様々な分析方法や、戦略立案のフレームワークがあり、ひとつひとつが素晴らしい洗練された方法だとは思います。
また、これからはAIの発展によるデータ分析からの戦略の仮説立ては、スピードも的確さも飛躍的に向上していくことが予想されます。
しかし、現場で現場の姿をタイムリーに嗅ぎ取り、感じ取るコンサルタントの感覚は、AIでは絶対に真似できないプロコンの領域となるはずです。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。