永続発展が企業の成功定義である

帝国データバンクの調査によると、長寿企業と言われる会社は、全国に3万3千社存在するそうです。

この”長寿企業”という定義は、創業100年以上の社歴を持つということ。

企業経営の目的が、「経営理念に向けた関わる人々の幸福の実現」であることを鑑みた時、長寿企業といわれる会社の経営戦略を調査し、見習う価値は高いと思われます。

企業経営の目的を、「業績の最大化」やいわゆる「儲けること」と定義している企業は多いです。

困ったことに、儲けることを経営の目的として支援している経営コンサルタントや会計事務所も多いです。

はっきりと断言できますが、経営の目的を「儲けること」とした場合、長期的に見た時につじつまが合わなくなって、間違った経営戦略を取ってしまいます。

例えば、社員の整理(いわゆるリストラです)や人件費の削減が最たるもの。

また、研究開発費や教育・研修費といわれる未来型経費を削減して、成長を止めてしまうというもの。

 

企業の成功定義は、「儲けること」や「業績の最大化」では決してないのです。

それはあくまでも結果現象でなのです。企業の成功定義は、「永続発展」です。

未来永劫継続して、その企業努力たる社会的価値を供給し続けることなのです。

 

それにしても、企業長寿の特徴は日本ならではの現象だそうです。毎年1000社以上の企業が、100年以上の社歴を迎えているそうです(帝国データバンク)。

日本的経営の正しさ、すばらしさを強調するデータであると言えます。

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