事業承継は10年計画で考案する…

事業承継でお悩みの企業が多い現状です。同時に、事業承継支援をうたっている会計事務所やコンサルティングファームも数多く存在します。

彼らの切り口は大抵の場合、相続税対策や相続手続きの支援など、形式張ったものが多いです。

おっと、こう言うとまた会計事務所の仕事を否定してるように思われますが、決してそうではありません。

会計事務所の中にも、クライアントに寄り添ったハートフルな支援をしているところはいっぱいありますので。

さて、事業承継するための人財がいるということは、このご時世、とても恵まれたことだと考えています。

人財不足で、または適当な人財が不在で、優良企業(ここでは利益が出ている企業と定義します)なのにもかかわらず、事業継続を断念せざるを得ない会社が多く存在するからです。

事業承継計画は、10年スパンで立案しましょう。

前半の5年間は、中期的に後継者に事業をスムーズに承継していくフェーズです。

後半の5年間は、後継者が次期経営者として成長すていくフェーズです。

何度も言いますが、経営は人間の営みです。

人間の営みということは、感情や意思、ハートなどが恐ろしく作用していきます。

つまり、形式張った手続きのみでは、スムーズでドラブルレスな事業承継はできません。

徹底した議論やディスカッション、経営幹部を巻き込んだ社風づくり、コミュニケーションや合意系絵性など、複雑なファクターが絡んでくることを心得なければなりません。

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