コンサルタントとして読むべき書物
数多くの趣味の中で、読書というものがある。
図書館に行けば腐るほどある本も、自分はやはり購入して読みたい派だ。
経営コンサルタントして、役に立つ本というものは、決してビジネス書ではないということ。
以前所属していた会計事務所では、上司がビジネス書をたくさん読んでいた記憶があり、その上司はビジネス書に書かれたノウハウをそのままクライアント先で使用するという愚行をしていた。
プロコンとして読むべき書物は、「中小企業経営者が書いた経験談」であると断言できる。
恩師・坂本光司先生の「日本でいちばん大切にしたい会社」(あさ出版 1〜6巻)は、中小企業診断士やコンサルタントが読む本として、推奨できる。
フィクションもいい。
池井戸潤著「下町ロケット」「七つの会議」「陸王」などTVドラマ化された物語も数多い。
やはり、頑張っている中小企業の経営者とスタッフの物語を描いた作品を数多く読むべきだろう。
「集客のテッパン方法」「必ず成功するマーケティング戦略」…(仮題)ではあるが、その手の書籍は読むに値しないと断言できよう。
なぜなら、経営の世界に「必ず…」とか「絶対…」などということはないからだ。
プロとして、読むべき書籍についても”こだわり”を持った良書を手にしたいものだとつくづく思っている。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。