社内表彰制度のススメ
クライアント企業の取り組みとして、社内表彰制度を推奨しています。
企業経営において、定量的・定性的な貢献をしたメンバーに対する”ご褒美”制度です。
社内表彰制度は、定量評価だけで完結してしまうと諸刃の剣となりかねません。
考え方は人事考課・評価制度と同じなのです。
目的はひとつ。メンバーのモチベーションを上げるため…です。
悪例をご紹介しましょう。
その企業は、報奨金制度を設けていました。制度そのものは悪くありませんし、企業努力の一環として良いことだと考えます。
ただ、その評価項目が問題です。その企業が設けていた制度は、「新規(顧客)獲得・契約金額の年額30%を報奨金とする。それ以外は評価に値しない」というもの。
結果、その企業の社風はギスギス感が漂います。
まあ、トップがよく言っていた言葉が「仕事は結果(業績)がすべて」ですから、さもありなん…ですね。
社内のギスギス感は、よくない社風として承継していきます。
そのような企業は、禁欲主義的な社員ばかりが”のさばる”空気感が充満してしまうのです。
社内表彰制度は、定量評価(業績)と定性評価(プロセス)のバランスで設置しましょう。
その方がモチベーションが上がり、結果として良い効果をもたらします。
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