目標達成がコンサルタントの仕事か??

前にも書きましたが、「私は絶対に失敗しません。」とか、「必ず成功させます。」というコンサルタントに本物はいないと断言できます。

失敗?成功?その定義はともかくとして、業績が上向く事や、利益目標を達成する事が成功とするならば、なおさら「必ず」や「絶対」という言葉は信用できませんね。

もし成功法則が明確にできるコンサルタントがいるならば、自分でビジネス(事業)を始めていますよね。だって、ぜったい儲かる方法を熟知されているんでしょうから…。

また、経営コンサルタント(少なくとも中小企業診断士ならば)は、業績目標達成を絶対使命とすると、誤った経営判断を提案してしまいます。

コンサルタントの使命は「クライアントを”いい会社”にする事」であって「クライアントの業績目標を達成する事」ではないのです。

前にも述べましたが、業績がいいから”いい会社”とは限りません。”いい会社”だから業績がいいのです。

ですので、経営コンサルタントの仕事は、業績目標を達成することではなく、クライアントを”いい会社”にする支援という事になります。

念のために言っておきますが、業績目標をコミットするコンサルタントは結構おられます。

むしろ、小生のような価値観を持ったコンサルタントが少数派でしょうね。

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