中小企業診断士の現場観察力

少し前に、「中小企業診断士の営業力」という投稿において、現場観察力(調査力)×ヒアリング力×執筆力(企画書)×プレゼン力である、という内容を記載しました。

その中の「現場観察力(調査力)」について書きたいと思います。

中小企業診断士の仕事は、現場を観(診)なければスタートしません。つまり現場観察力は、プロコンとしての登竜門なのです。

これまで触れ合った同業者の中に、稀にですが経営数値や業績数値、決算書のみで今後の方向性を提案する輩がおられます。

他の士業の方々にもよく見受けられますが、経営の業績数値(財務諸表)だけでは的確な戦略は浮かびません。絶対に!

インターネットで収集する情報も同じです。

中小企業の課題と解決策のヒントは、現場にあります。

小売業ならば店舗内に。卸売業ならば倉庫や在庫場、営業会議に。製造業ならば工場内に…。

現場に入り、現時(タイムリー)に、現物(商品や出来事)を観察することで、改善策や戦略が浮かび上がるのです。

SWOT分析をはじめとしたフレームワークは、現場で観察した情報を整理するための重要なツールなのです。

現場に入って、写真・動画を撮り、メモに記録するという地道な作業が重要です。

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