会計事務所の危機…

AI(人工知能)の普及と発展は、今後産業界・経済界において大きなイノベーションを巻き起こすことは間違いないようです。

本日、小生は『freee』というAIを駆使した会計ソフトを体験する機会がありました。

いや〜すごいですね。何がって?手作業による事務処理が全く必要なくなります。

領収書の写真、請求書の写真をiフォンで撮影するだけで、経理仕訳を自動でやってくれるもの。

以前からある技術ですが、freeeは撮影対象物が拡大したこと、精度が上がったことなどが特徴でしょうか。

しかも、メインバンクのインターネットバンキングをリンクさせれば、入金があった場合には自動的に仕訳してくれます。

そして、月末、会計末には試算表や財務諸表が自動的に策定されます。

しかもペーパレス。PCやiフォン内での情報閲覧を主にしています。

まだまだ発展途上で、これからますますサービスが付加されるようです。

会計事務所業界は、これまで特権的な業務(複雑な税法に裏付けされた申告業務など)を背景にしてきました。

今でもその傾向はあり、記帳代行や経理代行などを引き受けて”作業”し、報酬としている会計事務所も多いです。

AI型会計ソフトの発展は、イノベーションを起こしにくい会計事務所業界の、大きな脅威となることは間違いないのです。

これから生き残りをかけた、発想の転換と経営方針・戦略の転換を、会計事務所自体が起こしていく必要性が高まっているのです。

 

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