ブームをどう捉えるか?

中小企業経営はいくつかの禁じ手(タブー)があります。

その一つに、流行り廃りの「ブーム」に乗る商売というものがあります。

このことは、近年の商売における歴史が証明しています。

ボーリング場、カラオケスタジオ、岩盤浴…。最近では、タピオカ店などがその例でしょうか?

継続的な設備投資に限界がある、中小零細企業の経営は、次々とやってくるブームに乗っていくだけの体力はありません。

時々、「これからどんな商売がいい(流行る)と思いますか?」と創業者や起業家から相談されることがあります。

小生の答えはいつも同じ。「何でもいいのではないでしょうか?」です。

つまり、どんな商売でも成功や失敗というチャンスとリスクは付き物ですし、タブー(禁じ手)を犯さない限り、商売を継続していくことはできると確信しているからです。

このブログで何度も訴えていますが、商売(経営)に成功と失敗の定義があるとすれば、成功は「永続発展」であり、失敗は「事業そのものの終了」です。

儲かることが成功ではありませんし、一時的な赤字が失敗ではありません。

そして、中小企業経営のあるべき姿は「高品質・高付加価値・高価格」であることに間違いはありません。

ブームを追い求めたビジネスは、価格競争に陥ることも多い。

ブームを追い求めるよりも、足元(本来)の事業における商品の品質を磨き上げて、等身大のビジネスを推進されていくことをオススメします。

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