商売は”やり方”ではなく”あり方”が問われる
現場型の中小企業診断士として活動していると、つくづく商売(経営)は”やり方”ではなく”あり方”が問われる営みだな…と感じることが多くあります。
小生の趣味の一つに空手がありますが、経営に通じるものがあります。
それは、テクニックが大切なのではなく、取り組む姿勢や闘争心、空手に向き合う姿勢に勝敗の分かれ目があるということです。
テクニックは”やり方”であり、向き合う姿勢や情熱は”あり方”ですよね。
経営も商売も、やり方に固執すると「策士策に溺れる」事態になりかねません。
現場でコンサルティング支援をしていると、この仮説が確信に変わっていくことがよく理解できます。
つまり、商売には「こうすれば成功する」などというテッパン法則などあり得ないのです。
逆に、こうすれば”失敗する”というシナリオはあります。
成功と失敗の定義はともかく、絶対にやってはならない禁じ手を行わない限り、商売は”継続”することができます。
その禁じ手は、すべてが”あり方”に関するもの。
例えば、「敵を作らない経営」「社員を大切にする経営」「取引業者を大切にする経営」…などなど。
すべてが”あり方=姿勢・ハート”に関わるものです。
商売なかなかうまくいかないな…と思われている社長の皆さん。
ご自分の経営を振り返ってみてください。
やり方ばかりを追求する”テクニック型経営”に陥っていませんか?
やり方とは、「業績追求型経営」「人件費削減型経営」「コストダウン型経営」「本業逸脱型経営」…などです。
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