起業家が軌道化するために−8 〜起業後のマーケティング考察〜

起業家が起業スタート後に陥る罠がいくつかあります。

その中のひとつに、「マーケティングの勘違い」というものがあります。

マーケティングという考え方は、起業の規模や業種・業態によって違っていきます。もちろん中小零細企業のマーケティングは、大企業のそれとは全く違ってきます。

マーケティングを中小的に捉えるのでなく、誕生間もない中小零細企業の場合のマーケティングはただひとつ。

「一人でも多くのお客様をファン(リピーター)にするための施策」に他なりません。

起業家として、最初に一人で事業をスタートさせると、何事も自分で完結させなければなりません。

準備から仕入れ、販売、製造。経理から資金繰り…。おそらく目の回る忙しさでしょう。

マーケティングを、チラシを作ったり、ブログを書いたり販促企画を考えることだけで捉えてしまうと足元(経営基盤)が崩れていきます。

ついつい、マーケティングを「やった気になる病」に陥ってしまうものです。

経営基盤は「顧客数(ファン数)」ですので、新しいお客様を呼び込むよりもリピーターになってもらうための戦略を立案・投下しましょう。

打ち手は無限です。

起業家は人的ネットワークを大切にする必要があります。

起業家が手が回らない業務は、どんどん信頼できる外部協力者に任せることも必要です。

その時に、気持ち良く「あなたのためなら一肌脱ぎましょう」と快く協力してくれる仲間と、どれだけの信頼関係を構築しているかが問われるのです。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL