起業家が軌道化するために−12 〜起業後のマーケティング考察〜
起業後のマーケティング戦略における方向性は、「リピートされる様々な施策」であることはお伝えしました。
次に、新規のお客様を開拓していく方策について考察します。
リピータを維持することが、プライオリティの第1であることに間違いありません。一方で、新規のお客様を獲得していくことも大切なマーケティングです。
新規のお客様は、基本的に広報展開(広告戦略、PR戦略)で獲得していきます。
先ほども書きましたが、限りある販管コスト(特に広告宣伝費)を知恵を絞って駆使していく必要があります。
つまり「できるだけコストをかけない新規開発戦略」を考案するのです。
もっとも説得ある広報展開をご存知でしょうか?
TVコマーシャルでも新聞広告でもありません。
それは「口コミ」と呼ばれるものです。
一説によると、広告の40倍の効果が見込まれるという研究結果があるほどです。
予算を投下する媒体広告は、現在あまり説得力を発揮していないと考えられます。
人間は、感動的な体験(コト)や買い物(モノ)をした時、大切な人に伝えたくなる心理があります。
その心理は女性の方が強い傾向があり、女性客のハートを掴むことができるか?が口コミを誘発する際のポイントといえるでしょう。
次に、説得力のある広報戦略は「記事広告(パブリシティ)」と呼ばれるものです。
ニュース性をもたせた情報バリューを、マスコミにリークして記事広告を依頼します。
取り上げる判断はマスコミ側にありますが、面白い試みや商品(メニュー含む)開発に成功した場合は、記事広告を仕掛けてみるものいいでしょう。
ただし、待っていてもマスコミは取り上げてくれません。
こちらから情報を提供する「仕掛け」が大切です。
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