起業家が軌道化するために−17 〜起業後のマーケティング考察〜
月次決算は、起業後の軌道化モニタリングのためにとても重要なタスクとなります。
経営の血液たる”資金”の流用結果が、どうなっているのか?を観察するためです。
「月次決算?会計事務所に入ってもらってやっています」とは、聞こえのいい文句です。経営者であるならば、起業後の毎月の試算表(最低でも損益計算書=P/L)くらい自分で作成できるくらいのスキルが求められます。
「数字に弱いもんね。」は経営者としてどうか??と思いますよ。
簡単な計算(足し算、引き算、掛け算、割り算)さえ分かっていれば、大抵わかります。
もしも、それでも数字が苦手ならば「任せられるブレーン」と一緒に事業を展開するべきです。
なんども言いますが、月次決算は結果現象です。
商売(経営)のパフォーマンス向上のために、”どんな努力を、どれだけしてきたか”が問われるのです。
私は一生懸命やっている…でも結果が現れない。。。という経営者に時々会いますが、努力のベクトル(方向性)に間違いがある場合が多い。
起業家が軌道化するために、最も考えるべきベクトル(方向性)は「一人(一社)でも多くのお客様(取引先)を開拓するし、リピートしてもらうための施策・戦略」に他ならない。
最低でも、営業利益までの計画立案と管理(マネジメント)手法は身につけましょう。
営業利益が、「本業でいくらの利益が稼げたか?」を図る指標です。
もしも営業利益がマイナス計上する月が続くようであれば、商売が成り立っていないと判断し、大胆なアクションプランの改善が必要になります。
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