当事者意識を持てない経営者
中小企業診断士として、経営者は尊敬すべき存在であり、ともに志を成就すべく歩んでいく方々であると認識しています。
この想いは、診断士として活動を始めた時から普遍の気持ちであり、自分自身への約束事として信念にしています。
しかし、時には…この方は経営者としてどうか…?と思わざるを得ない方にも会います。
ひとつのパターンが、「当事者意識を持てない経営者」です。
中長期的な売上計画を策定して、経営ビジョンを見える化することがありますが、この売上計画を診断士任せにしてしまう人です。
いったい誰の会社ですか?と言いたくなります。
売上を創っていくのは、中小企業診断士(経営コンサルタント)ではありません。絶対に!
コンサルタントは、あくまでもサポーター(支援者)です。
経営をしていく当事者は、経営者なのです。
以前、PB商品の値決めを「いくらにすればいいですか?」とストレートに聞いてくるカフェ経営者がいました。
経営者ならば、自分の考えをまずは述べるべきです。
「いくらにすれば、粗利益率が◯◯%になる。これでいいか?」という具合に。
経営者には全体条件として、「覚悟と当事者意識」が必要です。
当事者意識が持てない経営者の企業は、成長が望めません。
事業計画書やビジョン書を策定する時に、覚悟と当事者意識が測定できるのです。また、経営は判断の連続です。
経営やであるならば、判断は自らしましょう。専門家は、相談はできますが判断を委ねることはできません。
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