コンサルティングにはノウハウがあるが、経営にはノウハウはない!
書店に行くと、経営に関するノウハウ本がずらりと並んでいます。経営者の方とヒアリングする時に、成功するノウハウがあり、それを知りたがっている方が結構多いことに驚きます。
はっきりと言いますが、経営にはノウハウなど存在しません。
最低限の知識は必要ですよ。
だけど、難しいマーケティングのフローやフレームワークを学んでも、戦略考察のツールにはなっても直接的な経営のノウハウとは言えないのです。
経営者が学ぶべきは、小難しい経営のノウハウではなく、経営者の「あり方」「マインド」「心」「姿勢」です。
もし本からその情報を得て、学びたいと思われるならば、”がんばっている中小企業経営者の苦労や喜びなどの経験談”が書かれた本です。
それはまさにドラマであり、実例であり、机上の空論ではない情報が隠されています。
逆に、経営コンサルティングにはノウハウが必要です。経営参謀や経営者の補佐役として機能する、プロコン(中小企業診断士)には、独自に開発したコンサルティングノウハウを駆使するスキルが求められます。
経営者が経営に書かれたノウハウに取り憑かれると、よくないことが起こります。
経営者が身につけるべきことは「人間力=人に好かれるパワー」であり、この人のためなら頑張れる…とメンバー(社員)が思ってくれるような人間的魅力です。
これは、幹部も同じ。いくら営業力があっても、人に慕われない人材は幹部にしてはいけません。
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