経営の目的とは? 〜売上・利益は目標・結果にしか過ぎない〜
おかげさまで昨年から、様々な形態の中小企業経営者から相談を受ける機会が増えました。
その相談内容は多岐に渡ります。しかし、自分は経営者との相談ヒアリング面談で「価値観の共有度」を図ることにしています。
もっとも重要視する価値観。経営の目的とは何かという価値観です。
その内容次第で、コンサルティング依頼をお断りする場合も往々にしてあります。
価値観ですから、善悪などということではありません。支援者である自分との価値観共有が実現していないと、いいコンサルティングパフォーマンスが提供できないからです。
「とにかく業績、金が大事だ」「いかに儲けるか?が大切だ」など、業績が第一義だと言われる経営者がおられます。また、うまくいかない理由を「社員ががんばらないから」「取引業者が協力的でない」という周りに責任転嫁される社長もいらっしゃいます(念のため、考え方自体を否定するつもりはありません…価値観ですから)。
このような価値観をお持ちの経営者には、「稼ぎ方、儲け方教えます」とか「人件費コストカッター」型コンサルタントとのおつきあいをオススメします。実際、そんなコンルタントもいますので。
経営の目的は「経営理念の追求・達成」以外にありません。全社一丸となって課題に向き合うべき中小企業はなおさらです。
稼ぎ方や儲け方に、王道や鉄板ノウハウなどがあるはずもないのです。
「正しい経営」に舟先を向けて努力邁進した結果が“業績・利益”なのです。
では、正しい経営とは何か?「関わる人々皆がハッピーになる経営」です。
今年も、価値観が共有できる“元気な経営者”との出会いやご縁が楽しみです。
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